奈良県立医科大学皮膚科・形成外科学教室
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皮膚科学教室は昭和38年11月1日、皮膚泌尿器科学講座から分離独立し、
初代教授に坂本邦樹が着任した時にはじまる。開講当初は3名でスタートし、
教室として体制が整ったのは昭和40年であった。昭和49年4月から3年間、
坂本が厚生省特定疾患天疱瘡調査研究班の班長を拝命し、その後水疱症
研究会を主宰し、この方面で全国的に名が知られるようになった。平成12年
3月、2代目である白井利彦教授が定年退官し、同年9月に3代目宮川幸子
教授が就任し、現在に至る。
皮膚科全域にわたり診療を行っているが、特に膠原病(エリテマトーデス、
皮膚筋炎ほか)、天疱瘡などの自己免疫性皮膚疾患は、宮川を中心とした
長年の教室の研究テーマであり、診断・治療に関して豊富な経験がある。
その他、浅田を中心にリンパ腫を含めたウイルス性皮膚疾患やアトピー性
皮膚炎、小林を中心に光線過敏性皮膚疾患、新関を中心に免疫アレルギ
ーに関する基礎的研究に加え、平成15年度より厚生労働省特定疾患対
策研究事業「稀少難治性皮膚疾患に関する調査研究」班において天疱瘡
の発症要因の研究を担当するなど、臨床への還元を念頭においた研究の
充実を図っている。
桑原をチーフとする形成外科診療班は、良性腫瘍や悪性腫瘍をはじめ、
その他の形成外科的治療を積極的に行うとともに、皮膚腫瘍の病態や創
傷治癒に関する基礎的研究に取り組んでいる。
