真皮内で活躍するプロテオグリカン集合体


「お肌の科学とスキンケア事典」
【真皮内で活躍するプロテオグリカン集合体】



真皮内にはグリコサミノグリカンとしてヒアルロン酸、デルマタン硫酸、
コンドロイチン硫酸、ヘパリン、ヘパラン硫酸などが存在しますが、
ヒアルロン酸以外はある特定のタンパクに結合した形で存在しています。



そして巨大分子であるヒアルロン酸にこれらのタンパク結合物が
規則正しく配列し結合して出来上がったのもがプロテオグリカンです。




このプロテオグリカンは細胞内では電子顕微鏡で観察すると
シダの葉状構造として観察され、少量にも関わらず大量の
水分を保持することができ、真皮の可塑性の働きを示し、
細胞間の物質や電解質の交換、代謝の環境を整え、
細胞成分の移動、細胞分化、さらには血管からの
栄養素の通路としても使われています。




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また、このプロテオグリカンは結合するタンパクの
種類によってアグリカン、パーシカン、デコリン、
ピグリンなどと名前が付けられています。



軟骨ではアグリカンと呼ばれるプロテオグリカンが存在し、
真皮ではデコリン、ビグリカンなどのプロテオグリカンが
知られています。




【ヒアルロン酸とプロテオグリカン】



いくつかのプロテオグリカンは、さらに巨大なプロテオグリカン
集合体を作ることができます。



その代表的なものが、ヒアルロン酸−プロテオグリカン集合体で、
1本の長いヒアルロン酸に100個以上の多数のコアタンパク質が
結合したものです。



この巨大な細胞外プロテオグリカン集合体にコラーゲンやエラスチン、
フィブロネクチンの様な線維が織り込まれて結合して出来上がった
網状構造が細胞外マトリックス全体に強度と弾力性を与えています。




【細胞とプロテオグリカン】



細胞と細胞外マトリックスのプロテオグリカンは
細胞膜タンパク質(インテグリン)と、細胞外タンパク質
(フィブロネクチン)を介してお互いに結合しています。



また、フィブロネクチンやプロテオグリカンには
コラーゲン線維が連結して細胞をしっかりと支えています。




 
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